地盤改良の撤去が必要なケースとは?費用相場や工法の種類、売却時の注意点を解説
地盤改良の撤去が必要なケースとは?費用相場や工法の種類、売却時の注意点を解説
土地の売却や建物の建て替えを検討する際、過去に行われた地盤改良の跡が問題になることがあります。地中の改良体は目に見えないため、いざ工事を始めようとした段階で想定外の費用が発生するケースも少なくありません。本記事では、地盤改良の撤去が必要になる理由や、具体的な工法の種類、費用相場について、大功産業株式会社の知見を交えて詳しく解説します。
目次
- 地盤改良の撤去が求められる主な理由
- 地盤改良(杭)の主な撤去方法
- 撤去費用の相場とコストを抑えるポイント
- 地盤改良撤去におけるトラブル防止策
- 大功産業が提供する地盤改良・特殊土木ソリューション
- まとめ
地盤改良の撤去が求められる主な理由
住宅を建てる際に行われる地盤改良は、建物の不同沈下を防ぐ重要な工程です。しかし、建物を解体した後の土地活用においては、これらの改良体が「埋設物」として扱われる場合があります。
土地売却時の更地渡しと資産価値
土地を売却する場合、一般的には「更地渡し」が条件となります。地中にコンクリートの柱(柱状改良)や鋼管杭が残っていると、買主側で新たな建築を行う際の障害となるため、土地の評価額が下がる要因になりかねません。契約内容によっては、瑕疵担保責任(契約不適合責任)に基づき、後から撤去費用を請求されるリスクも存在します。
建て替えにおける新設杭との干渉
同じ敷地内で建物を建て替える場合、古い改良体が残っていると、新しい建物の基礎設計に支障をきたします。新設する杭と既存の杭が重なる場所にあると、地盤の強度が不均一になったり、杭打ち機が既存の改良体に当たって破損したりする恐れがあるため、事前の撤去が必要です。
地盤改良(杭)の主な撤去方法
地盤改良の撤去は、その種類や深さによって適切な手法が異なります。周囲の地盤を乱さずに作業を行うには、高度な技術と専用の重機が欠かせません。
柱状改良の撤去工法
セメント系固化材を用いて土を柱状に固める柱状改良は、非常に硬質なブロック状になっています。これらを撤去するには、大型のバックホウにブレーカーを装着して破砕するか、オーガなどの専用機で削孔しながら引き上げる方法がとられます。周囲の土壌と混ざりやすいため、産業廃棄物の処理量が増大しやすい傾向にあります。
鋼管杭の引き抜き工法
鋼管杭の場合、地中に深く打ち込まれていることが多いため、単純な引き抜きが困難な場合もあります。一般的には「ケーシング工法」が用いられます。杭の周囲を円筒状の刃で削り、土との摩擦を低減させた状態で引き抜く手法です。鋼材自体はリサイクルが可能ですが、引き抜き後の空洞を適切に埋め戻す工程が重要となります。
撤去費用の相場とコストを抑えるポイント
地盤改良の撤去費用は、施工範囲や深さ、改良体の数によって大きく変動します。一般的な住宅規模(30坪〜40坪程度)の場合、数十万円から、条件が厳しい場合には200万円を超えるケースも珍しくありません。
費用を抑えるためには、解体工事とセットで発注する、あるいは地盤調査の結果を精査して「本当に全数撤去が必要か」を専門家と協議することが有効です。部分的な撤去で済む設計変更が可能であれば、コストを大幅に削減できる可能性があります。
地盤改良撤去におけるトラブル防止策
撤去工事の際、最も多いトラブルは「埋戻し不足による地盤沈下」です。改良体を引き抜いた後の穴を適切に転圧(締め固め)しないと、将来的にその部分が沈み込み、新しい建物の傾きを招く原因となります。施工会社を選ぶ際は、撤去実績が豊富で、埋戻し工程まで詳細な写真管理を行っている企業を選ぶことが大切です。
大功産業が提供する地盤改良・特殊土木ソリューション
大功産業株式会社は、特殊土木や地盤改良における豊富な実績を有し、最新の重機と技術を駆使して現場の課題を解決しています。撤去作業においても、周辺環境への影響を最小限に抑え、次の土地利用を見据えた高品質な施工を提供します。地中の埋設物に関する不安や、効率的な撤去工法の選定については、ぜひ当社までご相談ください。
まとめ
地盤改良の撤去は、土地の資産価値を維持し、次世代へ安全な地盤を引き継ぐために必要な工程です。工法の選択や費用の算出には専門的な知識が求められるため、計画の早い段階で信頼できる施工パートナーを見つけることが成功の鍵となります。まずは現場の状況を正しく把握し、最適なプランを立てることから始めましょう。
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