解体工事で隣の塀が壊された時の対処法|修繕費用や責任の所在を解説
解体工事で隣の塀が壊された時の対処法|修繕費用や責任の所在を解説
解体工事は大きな重機や振動を伴う作業であるため、どれだけ注意を払っていても、隣家の塀を傷つけたり壊してしまったりするトラブルが発生するリスクがあります。「隣の工事で自分の家の塀が壊された」「工事を依頼した業者が隣の塀を傷つけてしまった」という事態に直面した際、パニックにならず冷静に対応することが重要です。本記事では、塀を壊された際の初動対応から責任の所在、修理費用の請求方法、そしてトラブルを未然に防ぐための対策まで、詳しく解説します。
目次
- 解体工事で塀が壊された際にまず行うべき3つのステップ
- 誰に責任がある?損害賠償の請求先と法的根拠
- 修理費用の相場と示談交渉における注意点
- トラブルを未然に防ぐためのチェックポイント
- 大功産業株式会社の安全管理と施工体制
- まとめ
解体工事で塀が壊された際にまず行うべき3つのステップ
隣家の解体工事によって自分の家の塀が破損した、あるいは傷がついたことに気づいた場合、感情的にならずに以下の手順を進めてください。初期対応がその後の補償交渉をスムーズに進める鍵となります。
現場の写真や動画を撮影して証拠を残す
破損箇所を見つけたら、すぐにスマートフォンなどで写真や動画を撮影してください。アップの写真だけでなく、周辺の状況がわかる引きの写真も撮影しておくと、工事の影響による破損であることを証明しやすくなります。後日、業者が「もともと壊れていたのではないか」と主張する事態を防ぐため、日付がわかる状態で記録することが望ましいです。
解体業者と施主に速やかに報告する
破損を確認したら、放置せずに現場の作業員や、看板に記載されている解体業者の連絡先に連絡します。同時に、工事の依頼主である施主(隣人)にも状況を伝えましょう。業者が破損を自覚していない場合もあるため、早期の共有が必要です。現場監督に直接立ち会ってもらい、その場で破損箇所を相互に確認することが理想的です。
自身の火災保険の加入状況を確認する
相手方の業者がスムーズに賠償に応じない場合や、過失の所在が不明確な場合に備え、自身が加入している火災保険の内容を確認しておきましょう。多くの火災保険には「建物」の付帯設備として塀が含まれており、外部からの物体の落下や衝突による損害が補償対象となる場合があります。
誰に責任がある?損害賠償の請求先と法的根拠
壊された塀の修理費用を誰が支払うべきかは、法律上の責任所在に基づいて決まります。
原則として「解体業者」が賠償責任を負う
民法第709条(不法行為による損害賠償)に基づき、工事中に不注意で他人の財産を損壊させた解体業者が、被害者に対して損害を賠償する責任を負います。一般的に、優良な業者は「請負業者賠償責任保険」に加入しており、その保険を利用して修理費用を賄うことになります。
「施主(依頼主)」に責任が及ぶ例外的なケース
民法第716条により、注文主(施主)は原則として業者の行為に対して責任を負いません。しかし、施主が明らかに不適切な指示を業者に出していた場合や、業者の選定に重大な過失があった場合には、施主側にも責任が問われる可能性があります。基本的には業者との交渉になりますが、業者と連絡が取れない場合は施主に相談することになります。
修理費用の相場と示談交渉における注意点
塀の修理には、破損の程度によって数万円の補修から数十万円の全面作り直しまで幅があります。
塀の種類別による補修・作り直しの費用目安
ブロック塀の一部損壊であれば、1箇所あたり3万円から5万円程度の補修費用が一般的です。しかし、重機が衝突して基礎から歪んでしまった場合は、一旦解体して作り直す必要があり、1メートルあたり1.5万円から3万円程度の施工費用に、解体・撤去費用が加算されます。フェンスの場合は、パネル1枚の交換で済むこともあれば、支柱が曲がっている場合は周辺一帯の交換が必要になります。
口約束はNG。必ず合意書を書面で交わす
現場で業者が「直しておきます」と言ったとしても、それだけで安心しないでください。どのような工法で、いつまでに修理を完了させるのか、費用負担はどうなるのかを明記した合意書を書面で作成することが不可欠です。書面がないと、後になって「そこまでの修理は約束していない」といった言った・言わないのトラブルに発展しやすくなります。
トラブルを未然に防ぐためのチェックポイント
自身が解体工事を依頼する側になった場合、隣家とのトラブルを避けるために以下の点に留意してください。
工事着工前の「近隣挨拶」と「現況確認」の徹底
工事が始まる前に、隣家の方々へ丁寧な挨拶を行うことは基本です。その際、可能であれば隣接する塀や建物の状態を業者と一緒に確認し、写真を撮っておく「近隣家屋調査」を推奨します。これにより、工事後の「壊された・壊されていない」という不毛な争いを防ぐことができます。
損害賠償保険に加入している業者を選ぶ
解体業者を選ぶ際は、見積もり金額の安さだけでなく、万が一の事故に備えた保険(請負業者賠償責任保険など)に加入しているかを必ず確認してください。無保険の業者に依頼してしまうと、事故が起きた際に適切な補償が受けられず、施主と業者の間で責任を押し付け合う最悪のシナリオになりかねません。
大功産業株式会社の安全管理と施工体制
大功産業株式会社では、愛知県・岐阜県・三重県を中心に、周辺環境への配慮を最優先とした解体工事を提供しています。工事着工前には、隣接する構造物の状態を詳細に記録し、必要に応じて強固な養生を設置することで、塀などの損壊リスクを最小限に抑えています。
また、万が一の事態に備えて十分な賠償責任保険に加入しており、誠実かつ迅速な対応をお約束します。自社施工による丁寧な作業と徹底した安全管理により、お客様や近隣住民の方々が安心して工事を見守れる体制を整えています。解体工事のご相談は、ぜひ地域密着の大功産業株式会社にお任せください。
まとめ
解体工事中に塀を壊された場合、証拠の保存、業者への迅速な報告、そして書面による合意が解決への近道です。多くのトラブルは、事前の現況確認不足やコミュニケーションの欠如から発生します。被害者としても加害者(施主)としても、信頼できる専門業者を選ぶことが何よりの防衛策となります。適正な手順を踏み、不備のない解決を目指しましょう。
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