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電気の引き込み線撤去を依頼する際の手順と費用|解体工事や空き家整理での注意点

電気の引き込み線撤去を依頼する際の手順と費用|解体工事や空き家整理での注意点

建物の解体工事や空き家の整理、あるいは庭木の成長に伴う移設など、電気の引き込み線を撤去しなければならない場面は突然訪れます。しかし、電線には高圧電流が流れている可能性もあり、個人で安易に触れることは極めて危険です。また、撤去作業をどこに依頼すべきか、費用はどの程度かかるのか、判断に迷う方も少なくありません。本記事では、送電・配電といった電力インフラの構築を担う大功産業株式会社の知見を交え、電気の引き込み線撤去に関する正しい知識、具体的な手順、そして費用相場について詳しく解説します。

目次

電気の引き込み線撤去が必要になる主なケース

電気の引き込み線とは、電柱から各家庭や建物へ電気を供給するために張り巡らされた電線のことです。この線の撤去が必要になる理由は、主に安全確保と法的な手続きの2点に集約されます。

建物の解体に伴う撤去

住宅やビルを解体する際、電気の引き込み線が残ったままだと重機が接触して感電事故や火災を引き起こす恐れがあります。解体業者が作業を開始する前に、必ず送電を停止し、物理的に線を切り離す必要があります。この作業は解体工事のスケジュールに直結するため、早めの手配が重要です。

空き家の管理や電気の使用廃止

長期間使用する予定のない空き家において、電気の契約を解除するだけでなく、物理的な引き込み線も撤去することがあります。これは、台風や地震などの災害時に電線が断線し、二次被害が発生するリスクを抑えるためです。また、防犯上の理由から電気の引き込み自体をなくしたいという要望も増えています。

庭木の成長や建物改修による支障

庭木の枝が大きく伸びて引き込み線に接触しそうな場合や、外壁塗装、増改築の際に足場を組む必要がある場合、一時的に線を移動させたり、別のルートへ引き直したりするための撤去が発生します。これは「移設」に近い作業ですが、古い線を取り除くプロセスが含まれます。

引き込み線撤去の手順と連絡先

撤去作業は「誰が所有している設備か」によって依頼先が変わります。一般的には、電柱から家屋の軒先にある「取付点」までが電力会社の設備、そこから家の中までが所有者の設備となります。

電力会社(一般送配電事業者)への連絡

建物の解体などに伴う全撤去の場合、まずは現在契約している電力会社、あるいはその地域の一般送配電事業者(東京電力パワーグリッドなど)に連絡を行います。多くの事業者では、Webサイトやカスタマーセンターから「電気の使用廃止および設備撤去」の申し込みが可能です。申し込み後、担当者が現地の状況を確認し、撤去作業日を決定します。

電気工事店への依頼が必要な範囲

電力会社が担当するのはあくまで取付点までの線です。建物側の配線やブレーカー、メーター板の取り外しについては、民間の電気工事店に依頼しなければならない場合があります。特に、私有地内に設置された専用のポール(引き込み柱)の撤去などは、電力会社の管轄外となることが多いため、専門の技術を持つ会社への相談が必要です。

撤去にかかる費用と工期の目安

費用負担については、撤去の目的や設備の状況によって大きく異なります。

基本的には無料で行われる範囲

通常の契約廃止に伴う引き込み線の撤去(電柱から取付点まで)は、電力会社の負担で行われるのが一般的です。これには作業員の人件費や高所作業車の使用料も含まれます。ただし、メーターの取り外しや封印作業を伴うため、所有者の立ち会いが必要になるケースがあります。

有償となるケースと追加費用の要因

私有地内の電柱(自営柱)を撤去する場合や、特殊な工法が必要な現場では費用が発生します。自営柱の抜去には、1本あたり数万円から十数万円の費用がかかることも珍しくありません。また、急ぎの対応を依頼する場合や、夜間作業を指定する場合も追加料金の対象となります。工期については、申し込みから実際の作業完了まで通常1週間から2週間程度を見込んでおくのが無難です。

撤去作業を依頼する際の注意点

引き込み線の撤去には、安全と権利関係に関する注意点があります。まず、最も重要なのは「無資格者が絶対に作業しないこと」です。電線には高い電圧がかかっており、絶縁処理を誤れば死亡事故につながります。必ず有資格者による作業が必要です。

また、隣の家の敷地をまたいで引き込み線が通っている場合(他地通過)、撤去にあたって隣人への事前説明が必要になることもあります。トラブルを避けるためにも、近隣への配慮を忘れないようにしましょう。さらに、インターネットの光回線や電話線が電気の線と並行して引かれている場合は、別途通信会社への撤去依頼が必要になります。電気だけを撤去しても、通信線が残ってしまうケースが多いため注意してください。

大功産業株式会社が支える地域の電力インフラ

大功産業株式会社は、配電設備工事や送電線建設工事を通じて、地域社会に安定した電力を届けるためのインフラ整備を行っています。電気を「送る」技術は、同時に安全に「止める」「取り除く」ための高い専門性を必要とします。

私たちは、電力会社からの要請に基づく配電ネットワークの構築だけでなく、専門的な電気工事の知見を活かし、安全を第一に考えた施工を徹底しています。引き込み線に関連する大規模な設備改修や、電力供給システムの最適化など、社会の基盤を支える技術者集団として、日々確実な作業を積み重ねています。電気に関する高度な課題解決は、信頼と実績を誇る大功産業株式会社にお任せください。

まとめ

電気の引き込み線撤去は、建物の寿命や用途の変化に伴い必ず発生する重要な作業です。電力会社への適切な申請と、必要に応じた専門業者への依頼を正しく行うことが、安全かつ円滑な工事の鍵となります。まずは現地の状況を確認し、余裕を持ったスケジュールで手続きを進めましょう。電力インフラの安全性維持には、正しい知識と専門家の技術が不可欠です。

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